生理痛が重くて辛い…。ホットヨガが生理痛の緩和に役立つって聞いたことがあるけど、どうなんだろう?
本記事では、現役ホットヨガ講師の私がこんな疑問にお答えします。
不安を解消した上で、気持ちよくホットヨガデビューしましょう!
○本記事の内容
- ホットヨガで生理痛が緩和するのかどうか
- 生理痛とホットヨガの関係について
○本記事の信頼性
年間400レッスン以上担当する現役ホットヨガ講師が、あなたの疑問を解決します。
【結論】生理痛の緩和には、ホットヨガが効果的
結論として、生理痛の緩和にはホットヨガが効果的です。
生理痛が重くなる主な原因は、以下の通りです。
- 冷え
- ストレス
- 睡眠不足
- 骨盤の歪み
生理では、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」というホルモンが関わっています。
まず「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が排卵の準備を整え、排卵。
排卵後、卵巣から出てきた卵子が子宮に運ばれると、次に「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が生成され、子宮内膜全体を厚くして妊娠の準備を行います。
厚くなった子宮内膜へ受精卵が着床せず妊娠しなかった場合、子宮内膜の役目が終わってはがれ落ち、血液とともに身体の外に排出されますが、これが生理と呼ばれるものです。
この時、プロスタグランジンという物質が生成され、子宮の収縮を促します。
しかし、このプロスタグランジンの生成が増えすぎると収縮が強くなり、子宮の周囲の充血やうっ血に伴って痛みを感じるといった事態に。
このプロスタグランジンの分泌量が多くなるのが、生理2日目ごろで、個人差はありますが、生理中で一番辛い日になります…。
研究結果
生理痛が重くなる原因については、以下の研究結果があります。
・2018年に発表された研究結果
・女子大学生276名を対象にした無記名調査(172名が有効解答)
・食生活、ストレス、生活習慣、体格に関する意識(もっと痩せたいという意識)と生理に伴う症状(生理痛、生理不順、PMSなど)の関連を調査
- 28%の学生が生理に関する問題があると回答
- 特に以下項目において、生理に関する問題と関連があることが判明
- 希望体重(もっと痩せたい)→自己肯定感の低さ(ストレス)
- 日常のストレス
- 休息や睡眠時間の少なさ
- 食生活の乱れ(動物性タンパク質の摂取量が少ない)
この研究結果から、生理痛と、ストレスや睡眠不足の間に関係性があることが分かります。
また、生理痛が重くなる原因である、冷えや骨盤の歪みは、ストレスや睡眠不足と関係が深いです。
食生活の乱れは、自分自身で意識するしか方法はないですが、それ以外の原因についてはホットヨガで改善することができるので、1つずつ解説していきます。
冷え
生理痛の一番の原因は、冷えと言われています。
生理中に身体を暖めるために、白湯を飲んだり、お腹を暖めたりする方も多いのではないでしょうか。
普段から、電車の冷房が寒い、寝るときに足先が冷えるなど、冷えを感じる女性は多くいるでしょう。
男性よりも女性の方が筋肉量が少ないので、女性の方が冷えを感じやすいみたい。
身体が冷えることで子宮の収縮が強くなり、生理痛が重くなってしまうことがあります。
ホットヨガを行うと、身体を動かすことで筋肉量が増えるほか、血行も良くなります。
また、ヨガで呼吸を整えリラックスすると、自律神経が整えられ、体温調整機能も向上することで冷えの改善が期待できます。
冷えを改善することは生理痛の緩和にもつながるほか、肩こりや頭痛の改善にもつながるという嬉しいポイントも!
ストレス
ストレスも生理痛を重くしてしまう原因の一つです。
現代の女性は育児や仕事などに忙しく、ストレスを抱えやすい環境にあります。
毎日忙しい…。
ストレスが過度になると、血液の循環を悪化させ、子宮の収縮を強めてしまい生理痛につながります。
しかしホットヨガを行うと、レッスンの中でそういったストレスを忘れ、自分の心や身体に集中する時間が生まれます。
一度レッスンが始まってしまえば、心と身体に集中することができるでしょう。
人間はずっと100%の力を出し続けることはできません。
普段のストレスを忘れてレッスンに取り組み、少しでも肩の力が抜くことのできる時間があれば生理にも良い影響が出てくるのではないでしょうか。
睡眠不足
睡眠不足もホルモン分泌がうまくいかなくなる原因となります。
日本人の睡眠時間は、諸外国と比べて短いというデータもあるので、睡眠不足を感じている方は多いのではないでしょうか。
寝る時間が削られるほか、夜ふかしやアルコールなどで睡眠の質が悪くなったりすると、生理にも影響が現れます。
ホットヨガを行うと、自律神経が整えられ、寝つきも良くなるので睡眠の質が向上します。
また、人間は日中上がった深部体温(脳や内臓の温度)が下がることで眠気を感じますが、ホットヨガを行うと確実に深部体温を上げることができるため、深部体温が下がる夜にきちんと眠くなることができます。
ホットヨガの時間を作ると、かえって寝る時間が遅くなりそう…。
忙しい場合でも、時間を作ってホットヨガに取り組めば、睡眠の質が向上し、睡眠時間は少なくても、睡眠不足を感じることが少なくなるでしょう。
睡眠不足を解消することで、生理痛の緩和も期待できます。
骨盤の歪み
骨盤の歪みは生理痛にも影響してきます。
骨盤は、生理にとって重要な子宮や卵巣に近い部位であり、骨盤の歪みは、子宮や卵巣付近の血流やリンパの流れの悪化のもととなります。
骨盤の歪みで血行が悪化すると、冷え性にもつながり、生理痛が重くなってしまうことがあるとのこと。
骨盤の歪みは出産時にも関係のある問題です。
ホットヨガによって身体の歪みを解消し、骨盤を元の位置に戻していくことができます。
実際にホットヨガスタジオLAVAでは、「骨盤筋整ヨガ」というレッスンを扱っているので、こういったレッスンを受けるのがおすすめです。
骨盤の歪みを戻したり、骨盤周辺の筋肉量を増やすことで血流やリンパの流れを改善し、冷えをなくしていくことで、生理痛も重くなりにくい身体になっていきます。
生理痛が改善した方
個人差はありますが、ホットヨガで生理痛が改善したという方は多くいます。
ホットヨガのやりすぎは禁物
ただし、ホットヨガが生理痛の緩和につながるからといって、やり過ぎはNGです。
ホットヨガのやりすぎがかえって自律神経の乱れを生み、ストレスや睡眠の質が悪化することで、生理痛が重くなってしまうケースもあるとのこと。
身体にいいはずのホットヨガがかえって逆効果に!
ちなみにホットヨガに慣れているインストラクターでも、自律神経の乱れからくる体調悪化で、インストラクターを退職するケースもあります。
ホットヨガインストラクターの中には、多い人だと1日4レッスンほど行う場合もあるので、身体に負担がかかっていることが想像できます。
お客さんとしてここまでレッスンを受けることはないと思いますが、やり過ぎには注意!
ホットヨガは健康な状態で取り組んでも、身体に一定の負荷がかかるものだということは、理解しておきましょう。
まとめ
今回は、ホットヨガが生理痛の緩和に役立つかどうか解説しました。
生理痛が重くなる主な原因は以下の通りです。
- 冷え
- ストレス
- 睡眠不足
- 骨盤の歪み
ホットヨガを行うと、これらの悩みを改善されることが期待されます。
また生理痛が緩和されること以外にも、冷えから来る肩こりや頭痛の緩和、汗を書くことで感じる爽快感など、ホットヨガで得られるメリットはたくさんあります。
ぜひ、ホットヨガを始めてみませんか?
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